「情報商材は詐欺」

 

そんな風潮にある昨今。

 

情報商材というものが流行ったのは今から10年ほど前、2006年前後がピークとなり、

今でこそ「詐欺的」な情報商材は割合的に見かけなく無くなりました。

 

そもそも「詐欺」と言われている由縁はなんなのでしょうか?

 

  • 稼げないから?
  • サポートが無いから?
  • 誇大表現を使うから?

 

実は言うと、本当に「詐欺」と言われている商材は

「確実に稼げる」といった、現実的にありえないような事を謳って興味を惹かせ、

いざ中身を見てみるとネット上にも書かれているような、あまりにも

古い情報方法をまとめたものです。

 

例えばお金稼ぎ系の情報商材であれば

 

「競馬場に行って馬券を拾いましょう」

 

だとか

 

「誰でも確実に100%100万円を手に入れる方法」

 

という情報商材を手にしてみたら中身が

 

「クレジットカードを作りまくってカードローンを作る。そこから破産申請をする」

 

といった、普通の人じゃ考えないような方法を

堂々と有料で販売されていたのが2005年頃になります。

 

2007年辺りを境に「まともじゃない」情報商材は減っていったものの、

それでもオークションサイトやフリマアプリ、SNS等でも似たようなノウハウを

「価値のあるものだから」として有料で販売しているのが実態です。

 

とはいえ、そのキャッチコピーそのものに間違いは無かったため

「嘘」を言っているわけではない、というのも事実。

 

しかしお金を払ってまで買うような情報、ノウハウとしては

流石にイラッとくるような、なにかモヤモヤが晴れない状態になるはずです。

 

中身が見れないなぞなぞの状態で、その情報を知るには

決して安くないお金を支払い購入しなければならないからです。

 

そりゃ怒りたくもなるだろうし、詐欺だと断定しまう気持ちもわかります。

 

ただ、ここ最近ではオークションサイト、SNSでは未だに

「まともじゃない」情報商材が出回っているものの、少しずつではありますが

 

ネットで簡単に商品を売ることが出来る

 

ことに気づき始め、これを事業化する動きもする人達が増えてきました。

 

この流れから誰もが気になるようなキャッチコピーを付けて

胡散臭い商品を売りつける暗黒時代から徐々に

 

「そんなあり得ない話にはもの乗らないよ。ブログやサイトで商品を売りたいんだけど、作り方を教えてよ」

 

「絶対に稼げるなんてことはないと思うし、ぶっちゃけ3万円くらいでいいからその方法を知りたいな」

 

といった方が増えていったのです。

 

当然、ネットでこれまで商品を売っていた、いわゆる「アフィリエイト」といわれる

ネットを使ったビジネスで実績を持っている人が、そういった人達に具体的な方法や手順を

提供してくれる「情報商材」が作られるようになったのです。

 

あまりにも「情報商材」は胡散臭い、詐欺だと言われがちなため

あるASPでは「情報教材」という扱いをされているくらいです。

 

とはいえ未だにありえない話、うますぎる話、怪しすぎる話は

まだまだ売られている状況です。

 

  • まったくの素人でもわずか3分で月収100万円の◯◯ビジネス
  • ◯◯システムを使うことで誰でも再現性100%の世界初の稼ぎ方

といった感じです。

 

非常に魅力的でよだれが出てきそうな美味い話をして、

その「なぞなぞ」の答えを知るべくお金を払うという形です。

 

対して「まっとうな」情報商材は

 

  • どういった人に対しての商品なのか
  • どんな内容なのか
  • どんなスキルが身につけられるのか

 

ここが明確になっています。この違いがわかりますか?

 

「絶対に稼げるってどんな方法なんだろ?」と、中身がわからないものではなく

「こういうものが知りたい」という人のために作られているのが、本来あるべき

情報商材(教材)になります。

 

今でこそ、本当に酷いノウハウを提供すると

あらゆるレビューブログや被害者の会がすぐに出来るようになっていますが、

「お金を借りまくって破産しろ」といった情報商材がまかり通ってた時代がある

ということを知ると、自ずと消費者が求めるニーズもまともになってきたのだと思います。

 

2005年前後、SNSや情報もない中で、決して安くもない情報商材を手に入れてみたら、

とんでもなくゴミみたいな商品を手にしてしまったら泣き寝入りする方がとても多かった時代でした。

 

対して今の時代、謳っている文言やキャッチコピーとあまりにもかけ離れていたり、

「稼がせます」と言っておいて連絡しても一切返信が返ってこないなどが起きれば

ネットの掲示板やSNS、サイトなどでぶっ叩かれ挙句の果てに販売者の連絡先や

会社にまで迷惑電話なども入ることになりかねません。

 

そうするとたかだか数十万円、数百万円程度の売上程度では

さすがに割が合わないし、叩かれるのは目に見えてます。

 

情報商材を購入するのも基本疑って購入を検討されるかと思いますが、

販売する側もそういったリスクを背負わなければならないから、過去の「まともじゃない」

情報商材を売ることはできないのです。

 

それを逆手に取って消費者がモンスタークレーマーになって

訴訟を起こしたりするなどもあります。

 

だからこの時代の流れから、まったく「詐欺的」な情報商材は無いとはいい切れませんが

それでも以前と比較すれば「まともじゃない」情報を見かけるのは無くなりました。

 

実際、情報商材ASPで一番認知度が高い

 

「インフォトップ」

 

「インフォカート」

 

「アドモール」

 

は、商材販売に対してしっかりと身元の確認は徹底してるし、

「稼がせる」「返金保証も付ける」といった商品を売っても連絡が取れなくなった

なんて事故はほとんど無くなりました。

 

ですから、巷で言われている「詐欺商材」と言われているものは

過去の怪しいイメージが強い頃の情報商材を指していて、そのイメージが

相変わらず払拭できたい為に一括りにされてしまっています。

 

現代の情報商材とは、ありえないような美味い話、情報を買うというのではなく、

何かを達成するための方法の手順、体系的な情報を得るためのモノ

 

です。

 

ですから、もし「過去」の情報商材の事を指して批判することは無いだろうし

「どのような情報商材を手に入れるべきか?」も自ずと見えてくると思います。

 

どんな情報商材を手に入れるべきなのか?

 

しかし「稼げる方法を知りたい」といった目的で情報商材を探し求めると失敗すると思います。

 

これは例えですが、

「チョコレートを作りたいんだけど、どの本を参考にしたらいい?」

という状況がまさにそれだと思います。

 

まずチョコレートというのも種類が多すぎます。そして、その尋ねてきた人の

“チョコレート作りに対する知識や技術”

がわからない状態です。

 

  • チョコレートを作るにはどの板チョコを用意すればいいのか?
  • カカオって何?

 

というレベルであればまだ「チョコレート作り初心者」です。

 

しかし、そもそもチョコレートの溶かし方がわからないとか、

そもそも何かを作ったことが無い、というレベルであれば間違いなく「理解度」は変わってくるはずです。

 

ですから、「どんなチョコレートでも作れる料理本」なんて存在しないのと同じで

情報商材はその目的を達成するための手順や方法を示してくれるもの。

 

だから、その「目的」が明確でない状態で「情報商材」を買ってしまったら

「生チョコを作りたいのにショコラを作る為の料理本」

を買ってしまったのと全く同じで、それがどんなに「ショコラを作る為の料理本」であったとしても

 

「話が違うじゃないか」

「金のムダになってしまった」

 

と、なってしまうのは当然だと思いませんか?

 

本業の時間を縫ってスキマ時間にお金を稼ぎたいのに、1日ガッツリ作業しないと

お金を稼げない、みたいな情報商材やノウハウを手に入れても役に立ちませんよね?

 

また、私自身も「メルマガを使ったアフィリエイト」の教材なども売っていた時期があったのですが

 

「買ってみたらメルマガスタンドがどうとか、リストを取れとか書かれているけど、そんなこと言われたって初心者なんだからいきなりリストとかメルマガスタンドの契約なんて出来っこない!この教材もお前も詐欺だ

 

と、言ってきた方もいました。

 

一体、その人は何を求めていたのか不思議に思ってしまいましたが

その商品のタイトルにも「メルマガで」とまで書かれているのにも関わらず、です。

 

とはいえ実際のところ情報商材を選んでいくにも、自分自身が

どんな目的ややり方で情報商材を選んでいけばいいのかわからない!

という方も多いと思います。

 

事実アフィリエイト系の情報商材もあれば、投資系で稼ぐような

情報商材やツールも存在しています。とはいえ、目的は「お金を稼ぐこと」です。

 

しかしアフィリエイトは文章を考える必要性はあるし、逆に投資は

お金を投資してお金に働いてもらって稼ぐビジネスモデルゆえにリスクがあります。

 

また、ネットも普及してきてその情報商材をあるサイトは否定していたり、

また他のサイトでは否定していたりする場合もあります。

 

これは先ほども同じで、その情報商材を実践した時の「レベル」や「理解度」に違いで

意見が分かれてしまうのは間違いないでしょう。

 

全員が全員同じ結果を出すことはほぼない、ということです。

自分にあった情報商材を手に入れるには?

例として「アフィリエイト」というジャンルで話をします。

 

何度もお伝えしているように、過去の「まともではない」情報商材、

美味い話、なぞなぞの答えを知るために情報商材を購入するのは間違いです。

 

「一体なにを目的としているのか」

「どんな手順で、どんなことを知れるのか」

 

これらがキッチリ記載されている、いわゆる「ハウツー本」のような

情報商材を選別していくことが大事なのです。

過去の情報商材ではなく、今求められている「良い情報商材」というのは

自分が知りたいこと、学びたいものに合わせて選ぶべきなのです。

 

しかし、そもそも「アフィリエイト」をしたことがない

つまり「やり方がわからない」から「自分の方法がわからない」

ので、中々選ぶことが出来ない、という話もあります。

 

  • 「SNSを使ったアフィリエイトがいいらしいけど、どうなの?」
  • 「文章を書くのは苦手。メルマガもできない。どうすればいいですか?」
  • 「初心者はYoutubeを使ったアフィリエイトが良いと聞いた。けどトレンドアフィリエイトも気になっている」

 

といったように、私の元にメール相談が実際に届くのですが、

ある意味で「非常に知識がある方が多いのだな」と感心しました。

 

そもそも私は「アフィリエイト」というビジネスモデルは

リアルビジネスの「代理店」や「ディーラー」的なものだと思っていたからです。

 

自分には商品がないからASP(メーカーとの仲介業者)を介して商品を紹介するだけで

お金が稼げるビジネス。それが「アフィリエイト」というビジネスだと思っていたからです。

 

それこそ、トレンドアフィリエイトだとかYouTubeを使ったアフィリエイトなんて

後から知ったようなものですから。

 

にも関わらず、まったくアフィリエイトをやったことがない人が

 

  • あれは難しそうだ。
  • これは苦手。出来ない。

 

等々言ってるのはどうかと。

 

確かにネットでアフィリエイトについて検索を掛ければそれなりのアフィリエイトについて

まとめられたサイトが見つかると思います。

 

とはいえ、それが実際の行動の妨げ、弊害になってしまう恐れがあります。

 

選択肢が自ずと増えてしまうからこそ手を出せなくなるのです。

 

「アフィリエイト」を極めようと思って、評価の高い情報商材を手にして

実践している中、恐らくどこかでつまずくところがでてくると思います。

 

そうすると、

 

  • 「この教材が悪いのではないか?」
  • 「他のジャンルで稼いでみようかな」

 

といったように、初めは意気込んでいたにも関わらず、何かの壁にぶつかってしまうと

他の教材やジャンルへと「浮気」したり「逃げたり」を繰り返してしまう可能性が極めて高いのです。

 

私自身、「アフィリエイトとはこういうものだ」という

ザックリとした知識しか無かったため、ただひたすら愚直にサイトを作り、

価値を感じて貰えるような商品をより良く見せる為、紹介するための文章を書いていました。

 

“ただ文章を書いていれば稼げるビジネス”

 

と勘違いした状態では中々成果も出せないはずです。

 

初心者の方だからこそ

 

「失敗したくない」

 

という意識から、失敗を認めたくないが為にネット上で情報を集めたり

そもそも購入した情報商材のせいにする方が非常に多いのです。

 

結果、他の方法に浮気してしまっては上手く行かなくて

また別の方法を繰り返すだけで終わってしまう傾向にあります。

 

その上、アフィリエイトというビジネスは95%以上の方が5000千円未満しか

稼げていないというデータもあります。

※画像引用元:アフィリエイトマーケティング協会「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査 2016」

そう言われながらも、状況は一変し、月に5,000円という報酬を稼ぐ

アフィリエイターが全体の半分以上いることは上記のデータを見れば確認できます。

 

実践したことがあるのならまだしも、まだ文章も書いたことがない人や

動画を作った人がない人が自ら「苦手」を作ってしまうのは、まさに

 

「食わず嫌い」

 

もいいところです。考えたところでわかるはずがないのです。

 

やってみたら意外と上手くいった!という話もあるにも関わらず、

自分で可能性を潰してしまうのはもったいない話ですよね。

 

やってみたこともない人が憶測で自ら苦手を作って

向き不向きを判断するのはどうかなと思います。

 

とはいえそれでも未経験の状態であっても知りたいという方もいると思います。

 

今回はアフィリエイトというジャンルで話をしましたが、

必ずしもアフィリエイトに感心を持って、アフィリエイトを学ばなければならない

というわけでもありません。

 

私自身はあらゆるビジネスを経験してきて、メリットデメリットはこのサイトに

書き記していこうと思っているのですが、それ以上に

 

まだなにもしていないのに自ら可能性を潰す

 

ようなことはしてもらいたくはありません。

 

お金を自分で稼ぐ、ということはつまり“業を起こす”ということです。

 

絶対にお金を稼げる方法がないように、誰もがその方法を使って

お金を稼げる方法などありません。

 

逆にその体験をするには「実践」する他ないと思うわけです。

 

そして、ここまで情報商材について深く読んでしまったというのであれば

少なからず情報商材やお金を稼ぐことに感心があるはずです。

 

  • なぜお金を稼ぎたいのか
  • なぜ情報商材で学ぼうと思うのか

 

振り返ってみると自ずと答えが見えてくると思います。

 

今、あなたがどんな仕事をしているかはわかりませんが

どんな仕事でも先輩から教えてもらい、必死になって覚えたはずです。

 

仕事が続けられている、もしくはそれなりの役職についているのであれば

それは紛れもなく上司や仕事を教えてもらった先輩の存在のはずです。

 

その先輩がなお一層、「憧れの存在」であったなら?

 

これを置き換えると、

 

将来どうなっていたいのか?

なぜこんな文章を最後まで読んでしまったのか?

 

自ずと見えてくるはずです。

 

石橋

 

※随時加筆、修正します。